24時間耐久レースに思う。

いこう斎

2011年06月27日 19:51

 今年のニュルブルクリンク24時間レースが終わりました。ありがたいことに当ブログもニュル関連のエントリーに多くの方のアクセスをいただき、皆様それぞれ楽しまれたようで何よりです。

 私は御本家のライブストリーム(といっても時々つながらないので同じ映像が見られる他サイトで見てたりしますが^_^;)と、スバルさんのライブレポート、そして時々GAZOOさんのライブBBSという通信の容量いっぱいいっぱいじゃないかと思うほどのフル回転で観戦させていただきました。

 でも実は一番おもしろかったのがスバルさんのとこに表示されるソーシャルストリームだったりして(笑)。みんなで映像見ながらやいのやいの言って応援してるのはやっぱりおもしろいです。私自身某世界最大SNSのアカウントを持っているので時々書き込みしていましたが、他の方の方が圧倒的にストライクゾーンをついてきます。
 おもしろかったのが残り1時間を切ったくらい。もちろんスバル応援団の方が圧倒的に多いですから、インプレッサがクラストップを快走、クラス優勝目前になってくると、「ビール用意するか」とか「今から買いに行ってくる!」とか言い出して、その時のツッコミが「落ち着け、まずはグラスを冷やせ」とか、何うまいこと言ってるんだよ、とPCの前で突っ込んでみたり(笑)。

 あ、結果ですが、皆さんご存じの通り、スバルさんは初のクラス優勝!
スバル、ニュル24時間でクラス優勝!:RALLY PLUS.NET
http://www.rallyplus.net/news/info.php?no=24791


GAZOOさんの方はトラブルあり、アクシデントありで昨年のような結果にはなりませんでしたが、無事完走を果たしました。
LFA、トラブル克服し完走「車を鍛え人を鍛える」を実践:AUTOSPORT web
http://as-web.jp/news/info.php?c_id=6&no=34543

 
 しかし、インプはノー・トラブルだったらしいですね。
 こういう耐久レースって速く走れば勝ち、と思われがちな部分があるんですが、改めてみると信頼性・耐久性がものを言うレースなんだなぁとつくづく思います。

 確かにレースでの評価は順位がものを言いますし、速ければ順位が上がるのは道理です。
 しかし、24時間レースはそれでは語りきれない何かがある…久しぶりに24時間レースの画像にリアルタイムで接してそう思いました。

 思い出すのは十勝24時間レース
 さすがに「世界一の草レース」にはかないませんが、日本で唯一の24時間レースが行われていた十勝。諸事情で2008年以来行われていませんが、なんとなくふと思い出してしまいました。…まぁ先日たまたま2004年の時にCSで放送された番組の録画を見ていたせいもあるのかもしれませんが。
 2005年くらいからは単純にスーパー耐久レースの1レース、というだけじゃなくて、様々なメーカーが様々な車・パーツを持ち込んで実戦でデータをとったり、ラリーストの方々が「ターマックの練習に」とレースに出たり、様々な試みがされてきました。

 レース中ももちろん順位争いは続いていますが、一方でトラブルで走れなくなった車が復旧を試み、最後まで走りきろうとする姿も見受けられます。
 ゴールまであと30分くらいになると、ピットに眠っていた車たちがやおらサーキットに飛び出し、パレードランでもって24時間のゴールをむかえます。
 そうして、トップチームも下位のチームも同じようにチェッカーを受ける…ある種の感動がそこにあります。

 ラリーも走りきった車たちがフィニッシュでそれぞれ祝福を受けますが、24時間レースもそれと同じ。全ての車が祝福を受ける権利があると思います。
 ニュルも注目されるのはトップチームばかりですが、実はたくさんの参加者がそこにいて、完走を目指して走っている。
 観客も24時間見続ければそれぞれの車たちにそれなりの愛着が湧いてきます。

 あの場所でしか味わえない感動…いいなぁ、24時間レース。
 またやってくれませんか、十勝スピードウェイさん。

 と、想いを馳せつつ、今日は近所のイ○ンで買った更別村のカレーをいただきます。



 十勝24時間レースの副賞だったんだよね(笑)。
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